部屋のインテリアを考える時は、いろいろなスタイルを参考にして考えることが多いです。インテリアスタイルをいくつか紹介するので、部屋のインテリアにこだわりたいという人は参考にしてみてください。
家具に使用されている木材の手触り感を意識したのが、ナチュラルスタイルです。ソフトトーンの木材や白色の家具などで、自然な感じを演出することができます。
カジュアルスタイルは、シンプルでリーズナブルな家具でまとめたコーディネートとなることが多いです。シンプルな家具ですが、配置や清潔さを保つことでおしゃれな家具という印象に仕上がります。
モダンは近代的なという意味で、スッキリとしたフォルムで色を抑えた家具のコーディネートをモダンスタイルといいます。直線的で斬新なデザインや、金属の色合いを取り入れたデザインが多いのが特徴です。
クラシックスタイルは、海外の伝統的な装飾を取り入れたデザインです。ヨーロッパの煌びやかなバロック調や、繊細な曲線模様を用いるロココ調。
他には重量感のあるイギリスのアンティーク家具を取り入れたコーディネートも、クラシックスタイルのひとつです。
落ち着いた雰囲気を持つのがアジアンスタイルの特徴です。東南アジアのおしゃれな家具を取り入れて、照明器具も灯りを点々と灯すようにすればリゾート感を出せます。
欧米の田舎にあるようなお家をイメージしたスタイルで、どこか懐かしい雰囲気があります。日本ではアメリカの開拓時代のスタイルが人気で、他にはフランスやイギリスのカントリーテイストを取り入れたデザインもあります。
黒板ボードやフォトフレームを飾り、間接照明や天然木のテーブルを取り入れてカフェの雰囲気を楽しめるインテリアです。1人で過ごすよりも、友達を家に招いて過ごしたいという人におすすめです。
多くの色を取り入れたカラフルインテリアは、ポップな雰囲気で明るい気分になれます。面積が大きい場所にはキャンディーカラーを取り入れることで、よりカラフルさを出すことができます。
中東のモロッコをイメージしたコーディネートで、最近女性達の間で大人気です。エキゾチックな原色の組み合わせや、モロッコの伝統的なレースを取り入れて演出します。他にも、チェリーピンクやパープルといった要素を取り入れると、独特のカラーコーディネートが仕上がります。
白とピンクを基にしたカラーリングの部屋で、女の子らしい部屋といえます。猫脚テーブルやフリルつきのカーテンなどで、お姫様の部屋をイメージしてコーディネートです。
このようなスタイルがありますから、興味があるインテリアなどがあればコーディネートの参考にしてみてください。
いろいろな家具の中から、自分が気に入ったおしゃれな家具を見つけることがあります。この時に、ただおしゃれという理由だけで選んではいけません。
おしゃれな家具を選ぶ時のポイントを紹介するので、家具選びに役立ててください。
ベッドは家具の中でも場所を取るため、選ぶなら部屋をスッキリ見せることができるものを選びます。小さいベッドなら配置次第で、部屋を狭く感じることはありません。大きいサイズのベッドが欲しいという人は、高さの低いベッドを選んでみてください。
ベッドが圧迫感を与えるのは、ベッドの高さが関係しています。同じサイズでも目線の高さで印象が異なるので、低いベッドでも狭く感じることはないでしょう。普通のベッドはマットレスを含めて30㎝前後ですから、それよりも低いベッドならスッキリ見せることができるはずです。
ソファを選ぶ時は色や素材に注目して選びます。ソファでインテリアスタイルが決まることが多いので、部屋の床や壁、カーテンの色との組み合わせを考えて選ぶことが重要です。
サイズは部屋のスペースに合わせて、窮屈にならないように気をつけて選んでください。
色や素材、サイズ以外には座り心地も確かめます。背もたれの角度の違いやクッションの硬さで、座り心地は大きく変わるので実際に確かめたほうがいいでしょう。
腰掛けるだけでなく、横向きになって脚を伸ばしてみるのもいいですね。家の中でゆっくりとくつろげるかが大事ですから、見た目だけで選ばないようにしましょう。
テーブルは部屋のどの向きに置くのか、キッチンとの位置関係で選びます。ショールームと自分の部屋は違いますから、自分の部屋に配置した時の構図をイメージして選ぶのです。
テーブルの大きさは、1人当たり60㎝×40㎝程の広さがあったほうが良いです。この広さを基にして人数にあったサイズを探します。
椅子は70㎝前後が適切な高さといわれいますが、テーブルの高さによっては窮屈に感じます。テーブルと椅子の座面の距離は27~30㎝程が良いとなっているので、その距離になるように椅子を選びましょう。
家具によって選ぶポイントが違うので、おしゃれな家具ということだけでなく部屋の配置や使い勝手で選べば素敵な部屋にすることができます。
部屋のコーディネートを行う時に、自分が気に入ったおしゃれな家具で揃えようと考える人がいます。
この考え方だと、部屋のコーディネートは失敗する可能性が高いです。おしゃれな家具だけを揃えても、統一感がなくなりバラバラな印象を与えてしまいます。
統一感を出すために、欲しいと思うおしゃれな家具を生かすコーディネートを考えましょう。そのおしゃれな家具を取り入れたインテリアスタイルを探して、それに近づけるようコーディネートしてみてください。
テーマを決めて絞り込んで家具を選べば、組み合わせで失敗せずに済みます。テーマに沿ったおしゃれな家具を揃えることで、統一感を生み出してスッキリとした部屋にできます。
次は家具の色の比率についても気をつけたほうがいいです。比率としてはメインとなる色を6~7割、サブとなる色は2割、アクセントは1割くらいが最適だとされています。
サブやアクセントの色の比率が上がると、メインの色と反発してしまい、決めたテーマから反れてしまうので気をつけてください。おしゃれな家具を生かすためには、色のバランスにも気をつけたコーディネートを意識してください。
家具を配置する時に重要なことは、配置によって過ごしやすい空間になるのか、ということです。自分が住む部屋ですから、見た目だけでなく快適な空間になるよう配置しましょう。
快適な空間にするために、自分が部屋を移動しやすいように家具を配置します。家具の間を通ったり、回り道をしたりしないといけない状態ではストレスが溜まるでしょう。
家具のせいで怪我をする恐れがあるので、生活に必要なスペースを確保してください。生活に必要なスペースは次の4つになります。
これらのスペースを確保するために、部屋の平面図を用意して家具の配置を考えましょう。スムーズに移動できるか確認できれば大丈夫です。
動線の他に、部屋を広く見せることができるよう視線に注目します。ソファに座って部屋を眺める際に、近くに壁や間仕切りがあると窮屈に感じるでしょう。
視線が抜けるようになれば、狭い部屋でも広く感じることができます。背の高い家具は壁際に配置して、視界を遮らないようにするのがポイントですよ。他には、ソファに座って庭が見える所に配置して、視線が抜けるようにすれば大丈夫です。
配置次第で部屋の印象を変えることができます。せっかくおしゃれな家具を購入しても、部屋が住みにくいと感じては意味がありません。自分がずっと暮らしていたいと思える部屋にすることが重要です。